「ムリをしない節約をとりいれる ~今こそ家計の固定費を見直して」

消費増税法が成立し、いよいよ私たちの生活にインパクトをもたらす増税までのカウントダウンが始まりました。

そしてここ最近では2014年の税率が8%にあがる時点に向けて、今の家計を見直したいという相談も多く寄せられるようになりました。

しかし、長引く雇用に対する不安感や給与水準の低下もあり、各家庭ではこれまでも節約を生活に取り組んできており、これ以上どこをどう削ればよいか、という不安な声もあがっております。

「家族の生活基盤である食費は削りにくい」

「洋服代、交際費、酒代、たばこ代、レジャー費を削るしかないか」

「保険や住宅ローンをもっと見直せないか」

たとえばこうした声をよく耳にいたします。

 

多くの皆様が気になっているのは、消費税で上がる分、どの支出を抑えると生活がより苦しく感じるか、ガマンをどれくらい強いられるのか、という点だと思います。

女性なら被服費、交際費などをカットするというと、ストレスを感じる方もいらっしゃるかもしれません。毎日の楽しみである晩酌やタバコを思うように楽しめなくなる生活など考えたくもない、という方もいらっしゃるでしょう。

 

上記であげました被服費、交際費、酒代、タバコ代、その他レジャー費などは家計の「変動費」として支出の分類上で共通しております。毎月かかる金額は一定ではなく、その都度変わっていくものです。これらは大幅にカットすることもできますが、その分「節約をした」「ガマンした」という意識が大きく残るところでもあります。

最近では「節約疲れ」という言葉もあるように、がんばって節約する生活が長引くと、その反動でストレスが生じたり、生活そのものへの不満感が増してしまうのです。

 

私たちが増税に向けて、生活費を見直すことはとても有効なことです。しかし、増税前からムリを感じたりガマンを強いられるような節制に取り組んでしまうと、長く続けていくことが難しくなってしまいます。

そこで今、私たちが先行して取り組むべきは「変動費」ではなく「固定費」であり、家計の固定費から見直すことをお勧めいたします。

 

家計の固定費というのは、毎月定額、あるいはほぼ同水準の支出で決まって出ていくものを指します。「住宅費(家賃、住宅ローン)、保険料、自動車関連費、水道光熱費、通信費、公共料金」などを指します。こうした費用は毎月の生活が変わっても必ず一定かかります。

ここを一つ一つ見直し、削減できるものや支払い方法を1年分全納などに変えることで年間支出額を抑えることができるものがあるか確認しましょう。

 

たとえば電気料金、契約容量(契約アンペア)が適切かどうか。電気料金が値上げされる最中、節電方法がいろいろと紹介されていますが、基本料金を抑えることも見直しのポイントになります。

通信費で代表的なのが携帯電話でしょう。当初設定していたサービスがそのまま付加され、毎月一定の金額がかかっているものもあります。それが必要かどうか。

住宅費、保険、車は固定費の中でもかなり大きい額を占めます。その分見直しすることで支出幅も減らせる可能性が高く、固定費のコストカットにつながります。

例えば車に乗る頻度と、税金や車検、自動車保険などの費用を比較し、所有するメリットを感じなければ、カーシェアリングなどの方法を検討してみるのも良いでしょう。

 

固定費というのはあなたが何もしなくても毎月決まって出ていく支出です。ムリな節制をする前に、この固定費の内訳をもう一度点検してみましょう。

あなたの家計が今よりもスッキリすること間違いなしです。

執筆者:吉上 美枝子

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